FC2ブログ

記事一覧

ガールズスノーボーダー誕生!


3連休後半の11日、12日は、パルコール嬬恋スキーリゾート。

吾輩が非常勤講師として所属する『TSCスノーボードスクール』(校長 竹之内光昭)に出勤。

P2110004.jpg 

2日間で初心者、初級者を対象に4レッスンを担当しましたが、皆さん、呑み込みが良かったこともあって、楽しくレッスンでき、上達も速く、本人も親御さんも喜んでいました(^_^.)

中でも、本日マンツーマンで担当した20歳の女性の生徒さんは、吾輩的にも、とても印象に残るレッスンであり、まさに教師冥利に尽きるレッスンでありましたので、備忘録的に残すことにしました。



結論から先に言うと

もう、二度とスノーボードなんかしたくない」とネガティブワールドに入っていた女性が、

スノーボードってこんなに楽しかったんだ!私にもできた!楽しい(^_^.)

と、たった2時間で満面の笑みで大興奮し、連続ターンの基本ができるほど、大変身したという話です。


【ネガティブになってしまった理由】

スキー・スノボでは、よく「あるある話」ですが・・・・

その生徒さんがスノボを嫌いになった理由は、友人に誘われて初めてスノーボードをやったとき、最初からリフトで山の上に連れていかれたにも拘わらず、ほとんど放置状態に近いものとなり、コケまくり、痛い目に遭い・・・散々な思いをしたので「二度とやりたくない」と思ったからだそうです。

また、吾輩はあまりプライバシーに踏みこむことはしない方針なので、彼女のスノボの過去については深くは聞きませんでしたが、本人の自己申告から推測するには、「出来なくて怒られる」ことに、かなりナーバスになっており、拒絶反応をもっていたようです。



誰しも、やったことがないことを、最初から出来る人などいません(一部の天才は除き)

でも、出来ないからといって

「なんで、できないんだ?」
「そうじゃない。何度いったらわかるんだ!」
「才能ねーなー!」
「・・・ったく・・・」
「早くしろよ!」

などとネガティブワードを連発された日には、心が折れ、悔しさと自分への情けなさに泣きたいのを必死にこらえて・・・という悲惨な状態になると思います。

おそらく、彼女には、そういう過去があったのではないかと思います。



でも、スノボ好きの彼氏が、なんとか(彼女と)一緒に滑りたいという思いから、

彼氏「スノボ楽しいから、やろうよ!」

彼女「嫌!もう、絶対にスノーボードなんてやらない!」


と喧嘩しながらも、彼氏がなんとか説き伏せての今回のスクール受講に至ったそうです。



そういう、かなり訳ありの生徒さんでしたが、それを担当することになったのが吾輩です。

責任重大ですな(w)

彼女が、申し込んだレッスンは「プライベートレッスン」ではなく「一般レッスン」でしたが、たまたま、同じレベルの受講生が他にいなかったので、結果として吾輩とマンツーマンのレッスンとなりました。

まず、これが彼女にとってのラッキーであったと思います。(吾輩と接触した人は、アホが感染するので不幸かもしれませんが・・・笑

というのは、複数の受講生をみなければならない場合、特定の生徒の事情に合わせて、手取り足取りコーチングすることには限界があるからです。



さて、そんな「ネガティブの権化」状態から「面白い!」と興奮させるに至った理由は何か?

別に、特殊なことをしたわけではありません。

吾輩は、(スノボのイントラとしては)「非常勤」の駆け出しに過ぎないし、先輩イントラの方々のような多くのノウハウの蓄積もありません。

ただ、半世紀以上生き(プッ!)、それなりに・・・成功も失敗も挫折も・・・人生経験も積み、いろいろな分野で『指導』『助言』といったことは数多くやっているので、ベースの部分にはそれなりに自信があります。

ってわけで、吾輩が彼女を変身させるために伝えたポイントは次の5点です。

1)スノーボードはメッチャ楽しいよ!

2)あなたは、スノーボードのセンスが人一倍あるんだよ!(出来ないと思っているのは、単なる思い込み)

3)(
彼女が理解しやすいように)専門用語を使わず、本人にわかる比喩を使う。

4)上手にできたら、すぐに褒める(笑顔でハイタッチしたりする)

5)初心者ボーダー(特に女性)が、悩む問題を取り除く。



彼女は、前述のとおり、スノボについて何一つわからない状態のときに辛い思いをしたため

スノーボードは辛いもの、痛いもの、苦しいもの、自分には出来ないもの」という固定観念が形成されてしまっていたわけです。

なので、まずは、それを取り除くことが肝と思ったので、リフトに乗った経験はあると聞いていましたが、敢えてリフトには連れて行かず、初心者、キッズレッスン用のネットで囲まれた(クローズされた)斜面で講習をすることにしました。

案の定「リフトは降りるのが怖い」と言っていました。

安全な斜面でしっかり滑れる技術がないのに、リフトに乗って一般のスキーヤー、スノーボーダーがいるゲレンデで滑ることは、かなりリスクが高いです。



リフトに乗せるか、乗せずにレッスンするか? 

通常は、一般レッスンの場合、リフトに乗ってレッスンしますが、マンツーマンとなった場合、生徒さんの状態に合わせて、リフトの使用は、吾輩の裁量で決められます。

「基本的な指導方針から外れず、かつ安全を考慮した上で、結果として受講生のレベルアップにつながるならば、指導場所や指導方法については、各インストラクターの自由裁量にまかせる」というTSCスノーボードスクールの竹之内校長の懐の深さに感謝したいです。

何事にも言えることですが、「時間内に事務的に、教程のここからここまで、マニュアル通りにやらなければならない」といった「杓子定規」な規則で縛ってしまうことは、ユーザー(生徒)の多様性には対応しきれないものだと思います。

吾輩自身、学生時代にスキースクールでレッスンを受けた際、まさにそういう表面的なコーチをするイントラが少なくなく、心の中で「あんたの指導、全然、わからん!金返せよ」と思ったものです。



細かいレッスン内容(秘伝?…笑)については、ここに書いても長くなるし、普遍的ではないので割愛しますが・・・・

結論的に、彼女が超ネガティブになってしまた理由は・・・

★ 今日まで、誰からもきちんと基礎(原理原則)を教えてもらえなかった。

★ 自分には「スノボの才能がない」と誤解していた。

★ 「なんで出来ないんだ!」とネガティブコメントをたくさん受けてきた

たった、これだけのこと。

この仮説が「ビンゴ!」であったならば、「超ネガティブ」な彼女を「超ポジティブなスノボ好き」にするのは簡単だと思いました。

なぜなら、上記3つの反対のことをすれば、いいだけのことですから・・・笑



彼女には、(本人は自覚していないと思いますが)、人(吾輩)の話を素直に聞き、指示(アドバイス)されたことの意味を理解し、それを身体操作として、すぐに実行出来る能力が、人並み以上にありました。

(吾輩もそうですが)なかなか「理屈ではわかっても身体はイメージどおりに動いてくれない」という人のほうが多いのではないかと思います。

それが、いわゆる「センス」ということなのかもしれません。

そういう意味において、彼女には、一回アドバイスをすると、すぐにそれを体現する能力がありました。

だから、教える吾輩としても楽だったし、短時間で真綿が水を吸い込むかの如く上達できたのだと思います。

つまり、彼女には、、元よりスノーボードの才能がなかった訳ではなく、「それまで、その才能に気づかせてくれる人、やり方を教えてくれる人が周りにいなかった」だけのこと。

ある意味、懸命に努力しないと一つのこともできない吾輩的には羨ましいお方でした。



なんといっても、一番、興奮していたのは当の彼女自身。

あいにくレッスン中は、気温も低く(寒く)、雪も降っており、普通でも「寒いからレストハウスで暖をとろうか・・・」と思うような環境。

にもかかわらず、「出来なかったことが出来た嬉しさ」感マックスの彼女は、早く滑りたくて、斜面を走って登るシーンもありました。(吾輩の方が走って登るのはシンドイ(w))



レッスンの中で、とても印象に残った彼女のセリフがあります。

「え~、信じられない!私にもできた~!出来るんだ!(^_^.)」

「出来なかったことが、出来るようになるって、こんなに楽しいことなんですね!(^_^.)


大げさな話や誇張した作り話ではなく・・・・本当に、ハトが豆鉄砲くらったように「信じられない」という顔をしていました(w)


その言葉を受けて、吾輩は、彼女に(したり顔で(w))こう助言しました。(ププッ!)

「人生、何事もそういうものだと思いますよ。人間、本当に出来ないことなんてごく僅か

水中で生活しろと言われてもそれは無理(w)

でも・・・

 自分では「出来ない」と思っていることのほとんどが

実は、出来るのにやらないだけ

他人から「あなたには無理」と言われて「そういうものか・・・」と納得してしまったこと

挑戦する前から出来ないと自分で勝手に決めつけてしまっていること』なんじゃないかと思いますよ。

 少なくとも、1時間前の〇〇さん(彼女のこと)よりも、今の〇〇さんのほうが、確実に進化したことは動かしがたい事実・・・もう、出来なかった一時間前の〇〇さんに戻ることはない。

それは私が保証します!(^_^.)」


・・・・と。

オヤジの発言や~!(笑)

でも、彼女は満面の笑みで「うん、うん」と満面の笑みで大きく首をふって頷いていました。


レッスンの成果を心配していた、スクールの竹之内校長が、彼女にレッスンの感想を聞いたところ、メチャクチャ喜んでいたそうです。

とりあえず、「ネガティブちゃん→ポジティブ化ミッション」は成功ということでしょう(^_^.)



ともあれ、彼女は、まだ20歳という若い年齢。

今回は、スノーボードの楽しさに気づいたというだけ。

まだまだ、本当の楽しさは、この先にいくらでもあります。

吾輩にしても、出来ることよりも出来ないことのほうが山積している奥が深いスポーツ。

是非、このレッスンを(一つの)きっかけにして、スノボの魅力にもっと興味を持ち、メキメキと上達し、カッチョいい「ガールズスノーボーダー」に成長して欲しいと思います。

そして、今日、熱心に(無理やり)連れてきてくれた彼氏に感謝し、仲良くスノーボードを楽しんで欲しいと心から願います。

それが、今回、ご縁のあった吾輩の喜びでもあります。(^_^.)

↓ 胡散臭い(うさんくさい)笑顔の吾輩

P2110007.jpg 


















スポンサーサイト

プロフィール

whitechipshark

Author:whitechipshark
好奇心旺盛、止まると死んでしまう回遊魚系の中年オヤジです。

フェイスブックの機能では書けないような記事をフェイスブックリンク用としてアップしてます。

そのため、ブログにはコメントができない設定になっていますのでご容赦ください。

最新コメント